湯立神楽(ゆだてかぐら)
2024.01.19 19:40
こんばんは
京都も最近は冬らしく冷えており、雪や雹が降る日もちらちらあります。
そんな京都の城南宮で明日1/20(土曜日)に『湯立神楽』が執り行われます。
湯立神楽とは日本の伝統的な神楽の形式のひとつで、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を用いて神事を執り行います。
無病息災やその年の吉兆を占う神事の総称で、別名「湯神楽」とも呼ばれています。
狭義には神楽の名が示すとおり、面や装束をつけた舞い手が釜湯を用いて奉納の舞いを踊る神事のみ指すのですが、広義には宮司や神職による釜湯を使った単純な儀式の形式をした湯立て神事も含んでいるそうです。
同じ湯立神楽でも神社によってかなり違いがあり、玉串に見立てた枝葉を浸して湯を撒くものや、素手で煮え湯を払うようにして撒くものなど様々である。
城南宮では釜湯の中に米やお神酒などを入れた湯で4人の巫女が、めでたい扇の舞と祓(はらい)神楽を舞います。そして襷がけの巫女が湯気の立ち上る大釜の前に進み出て、沸き立つ湯を笹の葉で勢いよく散らして邪気を祓い、無病息災、願望成就を祈ります。
城南宮は都の南に国の守護神として創建され、方除け、旅行安全、家庭円満や厄除や安全祈願、また車のお祓いの信仰を集めています。
1月は和風月名で「睦月」とされており、呼ばれ方の理由に様々な説がありますが、「始まる・元になる月」である「元月(もとつき)」が転じて「むつき」になったという説があります。正月も終わり、仕事が始まった始まりの月である今だからこそ、上賀茂神社、松尾大社、平安神宮、八坂神社とともに京都五社めぐりの参拝はいかがでしょうか。
- 投稿日時:2024.1.19 19:40 / カテゴリ名:未分類
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