鞍馬の火祭
2023.10.18 18:35
こんばんは
皆さんは京都の秋の風物詩の鞍馬の火祭りはご存じですか?
五山送り火・お松明式(清凉寺)と合わせて京都三大火祭り・牛祭(広隆寺・大酒神社)・やすらい祭(今宮神社)とともに京都三大奇祭のひとつに数えられるお祭りで
今年は10月22日に開催されるそうです。
その起源は天慶3(940)年、それまで御所に祀られていた由岐大明神が鞍馬に勧請された時に、
村人が地主神である八所明神を神輿に乗せ、無数の松明を持って出迎えたという故事に由来するといわれて言われているそうです。
祭りでは由岐神社と、神社に続く鞍馬街道を中心に集落一帯で行われ「サイレヤ、サイリョウ」の勇ましい声と共に、鞍馬の里が燃え上がる松明の炎で埋め尽くされていきます。
当日は、集落各所に焚かれたかがり火の中を、氏子が剣鉾(四本鉾と一本鉾)、神輿の綱、松明を持って練り歩いて山門前を目指します。
午前中に例祭が行われ、祭りが盛大・無事に行われるように祈願します。その後、18:00頃に「神事にまいらっしゃれ」の神事触れを合図に家々に積み重ねられた篝(えじ・かがり火)に点火され、小松明を担いだ少年が練り歩き、大松明を担いだ大人が加わり、「サイレイ、サイリョウ(祭礼)」と繰り返し囃し立てて御旅所(おたびしょ・仲間)に向かいます。
その後御旅所から菊・桐・蝶(ちょう)・葵(あおい)・鳳(おおとり)・百足(むかで)・寺の鉾(ほこ)や鎧武者(よろいむしゃ)が出て、20:00頃に小松明・大松明が鞍馬寺の山門前に集まり、太鼓の合図で精進竹に張られた注連縄(しめなわ)が切られると小松明・大松明が石段下の一カ所に焼き捨てられます。
大人・子ども一緒に楽しめる迫力のあるおまつりになっています。
ぜひ由岐神社に足を運んでみてください。
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